四十肩・五十肩の原因とは?知っておくべきこと

四十肩・五十肩の原因とは?知っておくべきこと
四十肩や五十肩は、肩関節の痛みや可動域制限を引き起こす一般的な症状ですが、その原因は多岐にわたります。ここでは、解剖学的な観点からこれらの症状の原因を詳しく解説します。

1. 腱板の損傷
腱板は、肩関節の安定性を維持するための重要な構造で、主に棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋の4つの筋肉から構成されています。加齢や過度の使用によって、腱板が損傷すると、炎症や痛みを引き起こし、四十肩・五十肩の原因となります。

2. 肩関節周囲の炎症
肩関節には、滑液包が存在し、摩擦を減少させる役割を果たしています。しかし、繰り返しの動作や外傷により、滑液包が炎症を起こすと、肩関節周囲の腱や靭帯にも影響を与え、痛みや可動域制限を招きます。この状態は「肩関節周囲炎」と呼ばれ、特に中高年層に多く見られます。

3. 筋肉の不均衡
肩関節周囲の筋肉のバランスが崩れると、特定の筋肉に過剰な負担がかかります。例えば、大胸筋と背中の筋肉(菱形筋や僧帽筋)の不均衡が生じると、肩関節の安定性が低下し、四十肩・五十肩のリスクが高まります。

4. 姿勢の悪化
日常生活での悪い姿勢(猫背や肩をすくめる姿勢)は、肩関節に不適切なストレスをかける原因となります。これにより、肩甲骨の位置が不適切になり、腱板や肩関節周囲の組織に影響を与え、痛みを引き起こすことがあります。

5. 加齢による変性
加齢に伴い、肩関節の軟骨や腱板の組織は変性しやすくなります。これにより、肩関節の動きが制限され、痛みを引き起こす原因となることがあります。特に、変形性関節症は中高年層に多く見られ、四十肩・五十肩と関連性があります。

結論
四十肩・五十肩の原因は、腱板の損傷や肩関節周囲の炎症、筋肉の不均衡、姿勢の悪化、加齢による変性など多岐にわたります。これらの要因を理解することで、予防や改善策を講じることが可能です。柏の葉MAHALO整体院では、専門的な評価を基に、個々の症状に適したアプローチを提供し、健康な肩関節を取り戻すサポートを行っています。

柏の葉Mahalo整体院